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放射線部

レインボーねっと 第2号 2004年12月 *抜粋

MDCTのご紹介

診断に迷う時、病変の詳細な情報が欲しい時、
16chMDCT(Multi Detector CT)は価値ある画像を提供します。
平成16年12月に当院に導入された最新型マルチスライスCT(MDCT)をご紹介します。
MDCTはわずか0,625mmのスライス厚で16断面同時データ収集が可能になったことにより、これまでは得られなかった3D画像やMPR画像(多断面再構成画像)など、多彩な臨床価値の高い画像が得られるようになりました。低侵襲性で短時間ですむため、患者様にとっても非常に有用な検査といえます。
脳神経領域では頚動脈、頭蓋内動脈を、循環器領域では3次元画像で冠動脈まで描出できます。その他にも大動脈解離、大動脈炎、下肢静脈血栓、小児の心血管奇形、心房中隔欠損、ファロー四徴症、大動脈開存などの診断に有用です。
また、形態の複雑な骨、関節の外傷、脊椎疾患、耳小骨、蝸牛などの3D表示、びまん性肺疾患、腫瘍性病変、心大血管病変の微細な描出など、整形、耳鼻科、呼吸器領域にも有用です。肺野ではより薄い条件の撮影で質の高い画質が得られます。
このように、MDCTはこれまで不可能だった病態、疾患の診断に大きな力を発揮し、多彩な画像表示は患者様への説明の際も有用となると期待しています。
地域の医療機関の皆様と患者様にご活用して下さることを願っています。

隈元 満広

放射線部技師長
隈元 満広

米国GE社製 LightSpeed Ultra16

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3D画像
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