メタボリック症候群

安藤 あや長崎県 上戸町病院

内科

安藤 あや (あんどう あや)

 


 

メタボリック症候群

 

健診異常なし?腹囲増加!体重増加!血圧高め!
あなたもメタボリック症候群かも?


今回は、中高年の方に気にしてほしいメタボリック症候群についてのお話です。40歳以上の男性では4人に1人に見られる病気で、最近増加傾向にあります。

 

メタボリック症候群の危険度チェック!!


あなたは次のうちいくつが当てはまりますか?

  • 体重が増加中
  • 腹囲が増してベルトの穴の位置が変わった
  • 健康診断で血圧が高めと言われた
  • 健康診断で糖尿病の疑いがあると言われた
  • 健康診断で中性脂肪が高いと言われた
  • 健康診断で善玉コレステロールが低いと言われた
  • 禁煙しようと思うが喫煙を止められない

 

上記に当てはまるものを複数見つけた方は要注意。メタボリック症候群の疑いがあります!!

 

メタボリック症候群とはどういう状態か?

 

まず肥満は「皮下脂肪型肥満(腰まわりやお尻に脂肪、女性に多い)」と「内臓脂肪型肥満(内臓周りの脂肪、男性に多い、お腹ぽっこり)」という二つのタイプがあります。
この後者の内臓脂肪型肥満に加え、高血圧・高血糖・高脂血症のうち二つ以上を持った状態のことを、メタボリック症候群と呼びます。

 

同じ肥満でも内臓脂肪型肥満がよくないのはなぜ?

 

内臓脂肪は、皮下脂肪と較べて、インスリン血液中で血糖を下げるの効きめを妨げる物質、血圧を上げる作用がある物質、血液を固まり易くする作用がある物質などを増加させる、悪玉物質をより多く作っています。悪玉物質の作用は一言で言えば、糖尿病になり易く、動脈硬化を促進し血液を詰まり易くします。血液が固まり易くなり、血管が詰まる事によって、脳の血管が詰まる脳梗塞・心臓の冠状動脈が詰まる心筋梗塞など怖い病気と関係があります。

 

増えた腹囲を減らそう!!


おへそ周りのサイズが男性で85cm以上、女性で90cm以上を超えると内蔵脂肪型と判断されます。
内臓脂肪は燃焼しやすいため、日々適切な運動をすれば減らすことが可能です。具体的には、汗ばむくらいの運動で、1回30~60分、週3回以上行うのが理想です。ウォーキングやスイミングなどの有酸素運動が適しています。腹囲を減らす事は内臓脂肪を減らす事を意味しています。
頑張って腹囲を減らしましょう!!

 

メタボリック症候群の定義は?

 

「症候群」と名がつくものには定義(基準)がもうけられています。メタボリック症候群の場合は、米国、欧州、世界保健機構(WHO)で定められた定義があります。その基準に上がっているのは次の5項目です。

 

  1. 中心性肥満
    太い腹囲(高いBMI・内臓肥満・内臓脂肪)
  2. 高血圧
    正常高血圧または高血圧(治療中も含む)
  3. 高血糖
    血糖を下げるインスリンの効きが悪い
  4. 脂質異常
    高中性脂肪血症
  5. 脂質異常
    低いHDLコレステロール血症

 

これらの中で、3項目以上当てはまればメタボリック症候群となります。

 

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